山地総領事によるセブ観音及び陸軍病院慰霊碑への献花

令和4年5月12日
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5月12日、山地秀樹総領事は、セブ観音及び南方第14陸軍病院の慰霊碑に献花をしました。
 セブ島に駐留していた帝国陸海軍部隊は、昭和20年3月に米軍がセブ島に上陸した後、米軍と戦闘となり、その結果、終戦までの日本側の戦病死者は6,000名にのぼったと言われています。セブ観音は、海軍部隊が陣地を構築した場所に、昭和58年5月、セブ海軍部隊遺族戦友一同と陸軍落下傘三・四会他有志一同によって建立されました。
 一方、南方第14陸軍病院は、昭和17年8月から昭和20年4月までセブ市内に置かれていましたが、戦況悪化により、フィリピン各地への移動を余儀なくされました。同病院には、最盛期には455名の病院従事者と600名から800名の患者がいたようですが、終戦時の生存者は最盛期の3割であったようです。同病院跡は、現在は、ビンセンテ・ソト記念病院となっています。